NSCA-CPTの取得を考え始めると、「CPR/AEDの資格は受験前に必要なのか」「オンライン講習でも認められるのか」と迷う方がいます。
有効なCPR/AED認定は、NSCA-CPTの資格認定条件です。ただし、認定を持っていない状態でも試験は受けられます。合格した場合は、合格日から1年以内に有効な認定証のコピーを提出しなければなりません。
この記事では、日本国内でNSCA-CPTを受験する方に向けて、CPR/AED認定の条件と準備の順番を整理します。
NSCA-CPTで求められるCPR/AED認定
NSCAジャパンが示しているNSCA-CPTの認定条件は、次のとおりです。
- NSCAジャパンの会員であること
- 満18歳以上であること
- 高等学校を卒業している、または高等学校卒業程度認定試験に合格していること
- 有効なCPR/AED認定を取得していること
- NSCA-CPT認定試験に合格していること
CPRは心肺蘇生法、AEDは自動体外式除細動器を指します。パーソナルトレーナーは、運動中に利用者の体調が急変する可能性を考え、救命処置を学んでおく必要があります。
試験に合格しただけでは、すべての認定条件を満たしたことにはなりません。NSCA-CPTとして認定されるには、年齢や学歴、会員資格に加え、条件を満たすCPR/AED認定が必要です。
オンライン講習だけでは認定条件を満たさない

NSCAジャパンは、資格認定に使えるCPR/AED講習について、次の2条件を示しています。
- 講習会に実技評価が含まれていること
- 救命処置の対象に成人が含まれていること
動画を見るだけで修了できるオンライン講習は、実技評価がないため対象外です。オンラインで学科を受講し、別途会場で実技評価を受ける形式なら、主催団体の講習内容を確認してください。
講習名に「救命」「AED」と書かれていても、条件を満たすとは限りません。申し込む前に、成人へのCPR/AEDと実技評価がカリキュラムに含まれているかを確認するのが安全です。
NSCAジャパンの公式ページには、該当する団体とコースの例が掲載されています。講習の名称や有効期限は変わる可能性があるため、受講前に最新情報を確認してください。
CPR/AED認定がなくても試験は受けられる
CPR/AED認定をまだ取得していなくても、NSCA-CPT認定試験の受験は可能です。ここは「受験できる条件」と「資格が認定される条件」を分けて考えると分かりやすくなります。
試験合格後の提出期限は、合格日から1年以内です。期限までに必要書類が受理されなければ、試験結果が無効になるため注意してください。
後回しにできるとはいえ、試験後に講習日程が合わないこともあります。可能であれば、出願準備と並行して受講できる講習を探しておくと慌てずに済みます。
受験前に取得する場合の進め方
1. 講習の条件を確認する
候補となる講習に、成人へのCPR/AEDと実技評価が含まれているかを確認します。公式サイトの説明だけで判断できない場合は、主催団体へ問い合わせてください。
2. 認定証の発行時期を確認する
受講当日に認定証が発行されるとは限りません。講習修了から発行までの日数と、認定証に記載される有効期限を確認しておきます。
3. 認定証の必要事項を確認する
氏名、認定日、有効期限、認定団体などが読める状態で保管します。提出方法と送付先は変更される可能性があるため、提出時点のNSCAジャパン公式案内に従ってください。
試験合格後に取得する場合の注意点

試験後に取得する場合は、「合格日から1年以内」という期限から逆算します。講習の開催日だけでなく、認定証が発行され、NSCAジャパンへ提出できる日まで見込んでください。
期限直前の講習を選ぶと、認定証の発行待ちや書類の不備によって間に合わない可能性があります。合格後は早めに講習を予約し、認定証を受け取ったら記載内容を確認して提出する流れが現実的です。
提出後も、資格認定が完了したことをマイページなどで確認してください。発送した時点で手続き完了とは考えず、受理されたことまで確認します。
CPR/AED講習を選ぶ前のチェックリスト
- 成人を対象としたCPRを扱っている
- AEDの使用方法を扱っている
- 対面の実技評価がある
- 認定証の発行日と有効期限を確認できる
- 認定証が届くまでの期間を確認できる
- NSCAジャパンの最新案内と照合した
条件に合うか判断できない講習は、料金を支払う前に確認するのが確実です。
よくある質問
CPR/AED認定がなくてもNSCA-CPTへ出願できますか?
出願して試験を受けることは可能です。ただし、合格後1年以内に有効なCPR/AED認定証のコピーを提出しなければ、資格認定を受けられません。
オンライン完結の講習でも認められますか?
オンラインだけで完結し、実技評価がない講習は認定条件を満たしません。成人へのCPR/AEDと実技評価が含まれるかを確認してください。
普通救命講習なら必ず使えますか?
講習名だけでは判断できません。実技評価の有無、成人を対象としているか、認定証の内容をNSCAジャパンの条件と照合してください。
CPR/AED認定証はいつまでに提出しますか?
認定を持たずに試験へ合格した場合は、合格日から1年以内です。発行や郵送に時間がかかる可能性を考え、早めに準備してください。
試験勉強と一緒に準備を進める
NSCA-CPTの勉強では、出題範囲や問題演習に意識が向きやすいものです。一方、CPR/AED認定や学歴証明書などの準備が遅れると、合格後の資格認定まで進めません。
まずは受講できるCPR/AED講習の日程を確認し、試験勉強と並行して準備してください。
